2018年10月18日木曜日

第22章 悪いところ(地獄 改め)(元データと判定・解釈・考察と書き換え)

訂正・変更履歴
・詩番号 310)書換え詩のひとを漢字の人にします。(181022)

第22章 悪いところ(地獄 改め)

私が、地獄という言葉を使うことを、日月神示により禁じられていますので、この章のタイトルは、“地獄”から“悪いところ”に変えます。
 詩307はバラモンに関する詩なので第26章バラモンへ、詩308,311,313は修行僧に関する詩なので第25章修行僧へ移動します。
 従って、詩306,309,310,312,314〜319の順番で、この章を構成しますが、どの詩も、地獄を悪いところと書き換えるくらいしかありませんので、一挙に書き出します。
 最後に詩307,308,311,313の読み下しをします。

詩番号 209

***(元データ)*************
306)
 いつわりを語る人、あるいは自分でしておきながら「わたしはしませんでした」と言う人、──この両者は死後にはひとしくなる、──来世では行ないの下劣な業をもった人々なのであるから。

309)
 放逸で他人の妻になれ近づく者は、四つの事がらに遭遇する。──すなわち、禍をまねき、臥して楽しからず、第三に非難を受け、第四に地獄に墜ちる。

310)
 禍をまねき、悪しきところ(地獄)に墜ち、相ともにおびえた男女の愉楽はすくなく、王は重罰を課する。それ故にひとは他人の妻になれ近づくな。

312)
 その行ないがだらしなく、身のいましめが乱れ、清らかな行ないなるものもあやしげであるならば、大きな果報はやって来ない。

314)
  悪いことをするよりは、何もしないほうがよい。悪いことをすれば、後で悔いる。単に何かの行為をするよりは、善いことをするほうがよい。なしおわって、後で悔いがない。

315)
 辺境にある、城壁に囲まれた都市が内も外も守られているように、そのように自己を守れ。瞬時も空しく過ごすな。時を空しく過した人々は地獄に墜ちて、苦しみ悩む。

316)
 恥じなくてよいことを恥じ、恥ずべきことを恥じない人々は、邪な見解をいだいて、悪いところ(=地獄)におもむく。

317)
 恐れなくてもよいことに恐れをいだき、恐れねばならぬことに恐れをいだかない人々は、邪な見解をいだいて、悪いところ(=地獄)におもむく。

318)
 避けねばならぬことを避けなくてもよいと思い、避けてはならぬ(=必ず為さねばならぬ)ことを避けてもよいと考える人々は、邪な見解をいだいて、悪いところ(=地獄)におもむく。

319)
 遠ざけるべきこと(=罪)を遠ざけるべきであると知り、遠ざけてはならぬ(=必らず為さねばならぬ)ことを遠ざけてはならぬと考える人々は、正しい見解をいだいて、善いところ(=天上)におもむく。

***(判定)*************
全てA

***(コメント)*************
 地獄という表現ですが、悪いところと書き換えます。この悪いところとは、この世においても死後のあの世においても存在すると感じています。
 職務上、不正や不適切なことを行っている人たちと自分は全く別世界の人間だなと思うことがありました。同じ三次元のこの世に存在しても、存在する場所が違うと感じ取った時なのでしょう。私が見ていて、彼らはいつも苦しそうなんです。もっと言ってしまえば、窒息しているような感じなんです。しかし、本人たちは、精一杯やっている自分に自己陶酔していて、素晴らしいなんて感じているかもしれないです。
 地獄というと、どうしても死後の世界だと認識してしまいがちですが、そうではなく、現世から良いところから悪いところにかけて分別するふるいは存在すると思うのです。それが貧富の差や社会的ステイタスと、相関があるかと言われたら、もちろん答えは“No”なのです。
 逆に言えば、行いの正しい人たちや性質の良い人たちは、苦しい状況で、実際に苦しくても、なぜか悲壮感が少ないなと感じるのです。
306)ひらがなが多く、読みにくいので、漢字に変換します。
309)地獄→悪しきところ
310)(地獄)を削除。「すくなく」を「少なく」と漢字表記します。
312)「身のいましめ」という言葉は定義してないので、「慎み」と書き換えます。
314)ひらがなが多く、読みにくいので、漢字に変換します。
315)地獄→悪いところ
316)〜318)(=地獄)を削除
319)(=天上)を削除
***(書換え詩)*************
306)
 偽りを語る人、あるいは自分でしておきながら「私はしませんでした」と言う人、──この両者は死後には等しくなる、──来世では行ないの下劣な業を持った人々なのであるから。

309)
 放逸で他人の妻になれ近づく者は、四つの事がらに遭遇する。──すなわち、禍をまねき、臥して楽しからず、第三に非難を受け、第四に悪しきところに墜ちる。

310)
 禍をまねき、悪しきところに墜ち、相ともにおびえた男女の愉楽は少なく、王は重罰を課する。それ故にひとは他人の妻になれ近づくな。
 
312)
 その行ないがだらしなく、慎みが乱れ、清らかな行ないなるものもあやしげであるならば、大きな果報はやって来ない。

314)
  悪いことをするよりは、何もしない方が良い。悪いことをすれば、後で悔いる。単に何かの行為をするよりは、善いことをする方が良い。なし終わって、後で悔いがない。

315)
 辺境にある、城壁に囲まれた都市が内も外も守られているように、そのように自己を守れ。瞬時も空しく過ごすな。時を空しく過した人々は悪いところに墜ちて、苦しみ悩む。

316)
 恥じなくてよいことを恥じ、恥ずべきことを恥じない人々は、邪な見解をいだいて、悪いところにおもむく。

317)
 恐れなくてもよいことに恐れをいだき、恐れねばならぬことに恐れをいだかない人々は、邪な見解をいだいて、悪いところにおもむく。

318)
 避けねばならぬことを避けなくてもよいと思い、避けてはならぬ(=必ず為さねばならぬ)ことを避けてもよいと考える人々は、邪な見解をいだいて、悪いところにおもむく。

319)
 遠ざけるべきこと(=罪)を遠ざけるべきであると知り、遠ざけてはならぬ(=必らず為さねばならぬ)ことを遠ざけてはならぬと考える人々は、正しい見解をいだいて、善いところにおもむく。

詩番号 307

***(元データ)*************
307)
 袈裟を頭から纒っていても、性質(タチ)が悪く、つつしみのない者が多い。かれら悪人は、悪いふるまいによって、悪いところに(地獄)に生まれる。

***(判定)*************
307)A

***(コメント)*************
307)第26章 バラモン 詩393の後に配置します。(地獄)を削除します。

***(書換え詩)*************
307)
 袈裟を頭から纒っていても、性質(タチ)が悪く、つつしみのない者が多い。かれら悪人は、悪いふるまいによって、悪いところに生まれる。


詩番号 308、311、313

***(元データ)*************
308)
 戒律をまもらず、みずから慎むことがないのに国の信徒の施しを受けるよりは、火炎のように熱した鉄丸を食らうほうがましだ。

311)
  茅草でも、とらえ方を誤ると、手のひらを切るように、修行僧の行も、誤っておこなうと、地獄にひきずりおろす。

313)
 もしも為すべきことであるならば、それを為すべきである。それを断乎として実行せよ。行ないの乱れた修行者はいっそう多く塵をまき散らす。
***(判定)*************
308)A
311)A
313)A
***(コメント)*************
308)、311)、313)の順に第25章 修行僧 詩371の後に配置します。
308)は漢字表記をします。
***(書換え詩)*************
308)
 戒律を守らず、自ら慎むことがないのに国の信徒の施しを受けるよりは、火炎のように熱した鉄丸を食らうほうがましだ。

311)書換え不要

313)書換え不要

(第22章 悪いところ(地獄 改め)終わり)