2021年2月18日木曜日

再考「真理のことば」書き換えの途中経過

 バラモンという言葉に気を使わなくなった結果、詩番号F333~F337の書き換えじつれいです。修行僧でも真人の域にいる修行僧を「真の修行僧」と表記しています。


詩番号

F333 (F333, B, O393, OS26) 、

F334 (F334, A, O307, OS22)、

F335(F335, B, O394, OS26)、

F336 (F336, C, O395, OS26)、

F337 (F337, C, O396, OS26) 

[[ @ GS 19 修行僧 ]]


現在行っている書き換え詩(暫定)

   F333

氏姓と生れによってバラモンとなる。

氏姓と生れによって修行僧なのではない。

真理と理法とをまもり、涅槃(悟りによる解脱)に入りし者、この者こそ 真の修行僧なのである。


   F334

袈裟を頭から纒っていても、性質 (タチ) が悪く、つつしみのないバラモンが多い。かれら悪人は、悪いふるまいによって、悪いところに生まれる。


   F335

愚者よ。バラモンの身なりだけ整えて、何になるのだ。汝は内に密林 (=汚れ) を蔵して、外側だけを飾る。


   F336

氏姓と生れによってバラモンとなるのであるが、粗末な身なりで 痩せて 血管があらわれていようとも 寂しい場所で一人で瞑想に専念する人がバラモンともいわれている。


   F337 

(バラモン女の) 胎から生れ (バラモンの) 母から生れた人はバラモンであって、真の修行僧と呼ぶのではない。この人は「【君よ】 といって呼びかけるバラモン」である。かれは何か所有物の思いにとらわれている。無一物であってもなくても、執着から離れた人、── その人を真の修行僧と呼ぶ。



前回の再考真理のことばで書き換えた詩

    F333

螺髪を結んでいるからバラモンなのではない。氏姓によってバラモンなのでもない。生れによってバラモンなのでもない。真理と理法とをまもる人は、安楽である。かれこそ (真の) バラモンなのである。


    F334

袈裟を頭から纒っていても、性質 (タチ) が悪く、つつしみのないバラモンが多い。かれら悪人は、悪いふるまいによっ て、悪いところに生まれる。


    F335

愚者よ。バラモンの身なりだけ整えて、何になるのだ。汝は内に密林 (=汚れ) を蔵して、外側だけを飾る。


    F336

粗末な身なりで、痩せて、血管があらわれていようとも、寂しい場所で一人で瞑想に専念する人、─その人を我はバラモンと呼ぶ。


    F337

われは、(バラモン女の) 胎から生れ (バラモンの) 母から生れた人をバラモンと呼ぶのではない。この人は「【君よ】と いって呼びかける者」といわれる。かれは何か所有物の思いにとらわれている。無一物であっても執着のない人、── その人を我はバラモンと呼ぶ。

2021年2月12日金曜日

「再考 真理のことば」の付録4 人間の分類の変更骨子(書き途中)

 「再考 真理のことば」の付録4 人間の分類の変更点(書き途中)です

(1)人間分類を変更しました。


前回(再考 真理のことばver.1)の分類

(a)精神性 (霊格) 分類法 「愚かな人 賢い人 真人」

(b)真理の追求分類法 「道を実践する人 道を実践しない人」

(c)仏弟子分類法 「在家か出家に関わらず、正しいお釈迦様の教えに従って生きる人達 そうでない人たち」

↑これを無くした。霊格の向上をめざす存在全てで真人に到達してないものは、みな仏弟子としました。

(d)社会的立場分類法 「出家者(d「修行僧」と「バラモン」)在家者」



今回の分類(途中経過)

(a)精神性(霊格)分類法 「愚かな人 賢い人 ー 真人」 

(b)実践分類法 「道を実践する人 道を実践しない人」

(c)社会的立場分類法 「出家者の修行僧(バラモン含)在家者」 


(2) (1)に伴い、修行者の種類に対応する人間分類を変更しました。

前回(再考 真理のことばver.1)の対応

<道による勝者>              → ブッダ

<道を説く者>                 → 真人の出家者,賢い出家者,道を実践する出家者,仏弟子

<道において生活する者> → 在家の真人,賢い在家者,道を実践する在家者,仏弟子

<道を汚す者>                 → 愚か者の出家者(偽出家者),愚か者の在家者


今回の対応(途中経過):スッキリしました。

「道による勝者」             → 「ブッダ」

「道を説く者」                → 「真人」以上の霊格

「道において生活する者」 → 「賢い人」以上の霊格、もしくは「道を実践する人」

「道を汚す者」                 → 「愚か者」、もしくは、「道を実践しない人」