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書換え詩一覧 (その10) 第15章 楽しみ
(197)[266]
怨みをいだいている人々の間にあって怨むこと無く、我らは大いに楽しく生きよう。怨みをもっている人々の間にあって怨むこと無く、我らは暮らしていこう。
(198)[267]
悩める人々の間にあって、悩み無く、大いに楽しく生きよう。悩める人々の間にあって、悩み無く暮そう。
(199)[268]
貪っている人々の間にあって、患い無く、大いに楽しく生きよう。貪っている人々の間にあって、貪らないで暮らそう。
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久しく旅に出ていた人が遠方から無事に帰って来たならば、親戚・友人・親友たちは彼が帰って来たのを祝う。
(220)[356]
そのように善いことをしてこの世からあの世に行った人を善業が迎え受ける。──親族が愛する人が帰って来たのを迎え受けるように。
(200)[削除]
(201)[削除]
(202)[269]
愛欲に等しい火は存在しない。ばくちに負けるとしても、増悪に等しい不運は存在しない。
このかりそめの身に等しい苦しみは存在しない。安らぎにまさる楽しみは存在しない。
(203)[270]
飢えは最大の病いであり、形成せられる存在(わが身)は最もひどい苦しみである。このことわりをあるがままに知ったならば、ニルヴァーナという最上の楽しみがある。
(204)[271]
健康は最高の利得であり、満足は最上の宝であり、信頼は最高の親族であり、ニルヴァーナは最上の安楽である。
(205)[272]
常に真理の味を味わっているならば、さらに重ねて、孤独の味と心の安らいを味わう禅定を繰り返せば、恐れも罪過もなくなっていく。
(206)[273]
もろもろの賢い人に会うのは善いことである。かれらと共に住むのは常に楽しい。愚かなる者どもに会わないならば、心は常に楽しいであろう。
(207)[274]
愚人とともに歩む人は長い道のりにわたって憂いがある。愚人と共に住むのは、常に辛いことである。_仇敵と共に住むように。賢い人と共に住むのは楽しい。_親族に出会うように。
(208)[275]
よく気をつけていて、明らかに知慧あり、学ぶところ多く、忍耐づよく、真理を護る、そのような立派な真人・ブッダに親しめよ。
(第15章 楽しみ 終わり)